・男性不妊に対して、漢方の出来る事

今日は、男性不妊に対して、漢方では、どのようにアプローチしていくのかを、ご紹介させてくださいね。

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赤ちゃんが中々できない時、原因の半分は男性側にあるとも言われています。

男性不妊の原因を分類すると、

①精液異常(数が少ない、奇形が多い、運動率の低下)

②性交不能(早漏、射精できない、勃起不全)

③器質的な、病変(生殖器の奇形)

となります。

③に関しては、手術が適応となる事が多いです。

①②に関しては、漢方では、体質が原因になっている部分を取り除いていきます。

①の精液異常については、・実証(元気が充実している方)の場合は、熱が籠ってしまっている事が多いです。

理気(気の流れをつける)、清熱(籠った熱を冷ます)を念頭に、体質にあった漢方薬を選びます。

・虚証の場合は、 腎精不足(生まれ持った生殖能力の不足)、陰虚火旺(潤い不足で熱が籠る)、腎陽虚(生殖能力を司る腎に熱を生み出す力がない)等の原因が考えられます。

この場合も、「精」を補ったり、「陰(潤い)」を補う事、「腎」を助ける処方を使います。

②の性交不能の場合は、①と同じく、腎陽虚や、熱が籠っている事もありますが、肝(自律神経を司る)の不調や、心(精神思考を司る)の不調から症状が出る事もあります。

いわゆる、プレッシャーや、ストレス、疲労が原因と考えられるケースもあります。

漢方では、ストレスからくる諸所の不調を取り除いていく処方を使う事で、改善を目指します。

たた、性交不能に関しては、メンタル的なフォローが効果的な場合もありますが、男性の方が、メンタル的な辛さを口に出せない方も多いです。

パートナーである奥様の態度によっては、その症状が悪化してしまうケースもあります。

ただ、私が知る限り、奥様が旦那さまを気遣い、ご自身で出来る事を頑張って、旦那さまを追い詰めないように努力されているケースもとっても多いです。

デリケートな内容になりますが、妊活に取り組むにあたって、大切な事でもあります。

男性不妊の定義や、取り組みやすい養生については、こちらの記事でも紹介しています。