中医学で考える体質別お風呂の入り方
こんにちは。
漢方カウンセラーの浅井です。
ここ数日で随分と気温が下がってきましたね。
今回は、そんな冬におすすめする体質別の風呂の入り方です。
陽虚、気虚の方
まず冬に弱くて寒がりさんな「陽虚」の方。
また、その予備軍の「気虚」の方。
身体を温めるのが苦手です。
お湯を張って、肩まで湯船にしっかり浸かる方法がおすすめです。
ただし、熱湯に長時間入ったり、汗をかきすぎると疲れやすいかも。
気持ちよくリラックスできる温度設定でゆっくり浸かれると良いですね。
ひとつ注意なのが、「陽虚」や「気虚」の方の中には、夕方になると微熱を感じるという方も。
この場合、お風呂は無理せず、温かい食事をとって、少し早めにベッドに入り、睡眠時間を大切にしてください。
血瘀の方
血流が気になる「血瘀」の方。
「血」は栄養を運ぶだけではなく、老廃物の回収もします。
夜にお風呂で温まって血流を良くすることは、疲れをとる上でも有効です。
また、冬は寒さで血流が滞りやすい時期。
お風呂は夜に入りましょう。
でも実は、血瘀の方、長風呂が苦手でのぼせやすいのでは?
冷えているところはしっかり温めて(シャワーを当ててもOK)、顔がほてらないうちに出ます。
気滞の方
「気滞」の方は、「気」を流すのが苦手でモヤモヤ溜め込みやすい体質。
ぬるめのお風呂で半身浴がおすすめです。
香りのよい入浴剤を入れて、1日がんばった自分を褒めてあげる時間にしてみましょう。
「血虚」、「陰虚」の方も長風呂や熱いお風呂が苦手な方が多いかもしれません。
入るなら、ぬるめのお風呂にゆっくり。
雑誌に載っているような汗が大量に出るような入り方は絶対に避けてほしいです。
そして、お風呂から上がったら水分補給を忘れずに。
でも、寝る前に飲みすぎると、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めてしまう可能性もありますよね。
自分に合った時間と飲む量など見つけてもらいたいのですが、
難しい!思う方は、カウンセリングにいらしていただいても良いですね。
痰湿の方
最後に「痰湿」の方。
身体の中に余分な水分が溜まっている状態なので、デトックスのための半身浴がおすすめです。
汗をじんわりかくような温度設定で、ゆっくり浸かってください。
無理をしない程度で大丈夫です。
以上です。
おわりに
最後にひとつお伝えしておきたいのが、お風呂はリラックスする場所。
大量の汗をかいて苦しい思いをする場所でも、お掃除のために毎日しんどい思いをする場所でもありません。
好きなように入ってもらうのが一番ですが、「せっかく入るなら、こんな入り方を。」という気持ちでお伝えしました。
参考にしてみてくださいね。
(そもそも毎日「夜」にお風呂に入れません。。という方は、お風呂以外の生活から少し考えていく必要もあるかもしれません。昔、私はそうでした。)
ご自身の体質が気になる方は、一度漢方相談へいらしてみてくださいね。
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