ウィメンズ漢方の住吉です。

ご質問などがありましたら、ブログ上での回答になりますが、同じように悩まれている方にも参考になると思いますので、お気軽にご相談くださいね。

今日は、先日漢方カウンセリングにお越しくださったお客様からの質問で、妊活中の方にやくに立つかもしれないと思いましたので、ご紹介させてください。

このお客様は、体質として、陰虚(潤い不足)がありました。

その結果、血の巡りが悪くなり、手先や足元の冷えはあるのに、のぼせも感じていらっしゃいました。

以前にも、「陰虚の体質の方が増えていて、熱のこもっている方が増えています。」と書きました。

熱はこもっていらっしゃるのですが、末端は冷えています。

そして、子宮の周りは熱を持って、卵巣壁や子宮内膜は、厚く硬くなりやすい状態で、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の方にも多い体質です。

そのため、漢方の生活養生として「汗を書きすぎるのは避けてくださいね」とお伝えしていました。

陰虚体質のお客様より、よもぎ蒸しについてのご質問をいただいた解説

先日、メールで「よもぎ蒸しをしているのですが、良くないですよね?」とご質問くださいましたので、私からのお返事を紹介させていただきますね。

住吉より

よもぎ蒸しも岩盤浴も絶対NGではありません。

やはり、冷えるのは良くありませんので。

ただ、乾いてしまうのは良くないので、ジワーっと温まった時点で止めてもらうと良いと思います。

大量に汗を書かなければOKです。

そして、これから漢方で体質改善に働きかけるので、乾きにくくなっていくと思います。

なので、夏場には汗をかいても水分補給をしたら、それを保持できると思います。

それまで、少し頑張って漢方も服用してみてくださいね。

陰虚の体質の方でも、実際に冷えもあるので、温めることが悪い訳ではありません。

ただ、順序や程度を間違えると、体質によってはマイナスに働いてしまうことがあります。

このお客様も「よもぎ蒸しのあと、疲労感が残ることがあったんです。」とお返事をくださいました。

それは、陰をさらに消耗してしまった結果です。

ここで冷えについてもお話させていただきますね。

妊活をしていなくても、人は一生をかけて冷えていきます。

赤ちゃんは37度が平熱ですね。

そして、妊活をされている女性は、冷えている方が多いです。

冷えていたら、温めることが大切。

ただ、同じ温活をしても、人によって効果が違うのは、たまたまでなく理由があります。

ちなみに、「妊活に冷えは大敵!」と浸透していますが、西洋医学では冷えを病気とは捉えていません。

批判ではなく、そういった観念なので、処方する薬もないのです。

東洋医学の漢方薬では、温める処方がありますが、効く漢方薬の処方は人によりけり異なります。

つまり、どんな冷えにも効く漢方薬はありません。

いくら体質にあった漢方を服用していただいても、生活の中で冷やす行動や合わない養生を繰り返していたら、漢方の効果は出にくいです。

でも、冷え性は改善できます。

まずは、あなたにあった方法で温めればいいからです。

あなたにあった方法なので、あなたに優しい、心地よい方法です。

その上で、今度は冷えない体質作りをしていきます。

それは、一度自分の身体を理解したら自分でもできることがほとんどです。

私のカウンセリングでも、体質改善のコースでは、ご自身でもできる冷えの改善も徹底してご案内しています。

大丈夫です、冷えは改善できます。

そして、妊活女性が冷えやすい原因もあるのです。

それは長くなるので、また改めて書かせてくださいね。

あなたが心地よい方法で、子宮を温かく、居心地の良い環境にして赤ちゃんを迎えませんか?

【クリニックの漢方外来・個別の漢方カウンセリングのご案内】

矢内原ウィメンズクリニック(鎌倉)の漢方外来
京野アートクリニック高輪(品川)の漢方外来

*クリニックに通われている方限定の外来になります。ご希望の方は各クリニックの受付(京野アートクリニックの方はWEB予約)でご予約をお願いします。

はるねクリニック銀座(銀座)の漢方外来
八重洲中央(八重洲)クリニックの漢方外来

はるねクリニック・八重洲中央クリニックでは、漢方外来のみの受診も可能です。WEB、もしくは、お電話でご予約をお願いします。

どちらの外来も、問診票の記載項目が沢山ありますので、事前にダウンロードして記入して頂くか、クリニックでご記入の場合は、予約時間の15分前にはご来院ください。

個別の漢方カウンセリングはこちらの予約フォームからご予約可能です。