矢内原ウィメンズクリニック漢方外来担当:薬剤師 住吉忍です。

さて、タイトルにも書きましたが、妊娠しやすい身体をイメージした時に、「ふかふかの子宮」という言葉が浮かぶ方もいらっしゃると思います。

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赤ちゃんが育つ、子宮が暖かく、ふかふかのお布団みたいだといいですよね。

でも、ふかふかって少し抽象的だと思います。

具体的には「厚みがあって、柔らかい状態の子宮内膜」になります。

「厚みがある」は、クリニックで見てもらうとしっかり分かりますよね。

排卵期には、8mm以上が望ましいです。

クリニックに通われていない場合には、「経血量」で分かります。

「経血量」が少ない場合、少なくなってきた場合には、注意が必要です。

漢方では、「血虚(血が足らない)」「気虚(エネルギーが足らない)」「陽虚(熱を生み出す力がなく、ホルモン不足を招く)」などが原因で、厚みが薄くなってしまいます。

また、「柔らかさ」は、少し意識をされている方が少ないかと思います。

見ても分からないので、意識しずらいですよね。

硬くなってしまうと、着床しずらい、流産しやすいという状況になります。

漢方では、これは「陰虚(潤いが足らない)」「瘀血(血流が悪い)」などが原因で起こりやすいと考えます。

この内膜が硬いという状況は、モニターで見ても分かりません。

「生理痛があるかどうか」「経血に黒い塊があるかどうか」「経血の色」などを参考に予想していく事ができます。

生理痛や、経血に黒い塊があるのは、「当たり前」の事ではありません。

子宮の状態が、整ってくるとなくなっていきます。

内膜が硬いと、絶対に妊娠できないという事ではないですが、赤ちゃんの育つ子宮が、「暖かく、厚みがあって、柔らかい」になるよう、漢方ではサポートしていきます。