ウィメンズ漢方の住吉です。

今日は、基礎体温の正しい測り方をご紹介します。

教科書通りにお伝えしますが、漢方の体質診断に必要なのは、ゆるい取組みの基礎体温で大丈夫です。

基礎体温で排卵日を予測したり、妊娠しているかの予測に使うわけではなく、身体の状態を知る材料となります。

女性は、生理周期によって体温が変化しますが、男性は女性のような基礎体温の変化はありません。

女性だけが「高温期」と「低温期」があるのですが、これは女性ホルモンの影響によるものです。

この基礎体温を知ることは、自分の身体の基礎代謝を知るきっかけとなります。

ご自身の身体を知るために、よかったら取り組んでみてくださいね。

基礎体温の測り方

①毎朝、起きたらすぐに測る

基礎体温は寝ている時の体温ですが、寝ている時に体温を測ることはできないので、目を覚ました時に横になったまま測ります。

できれば、毎日同じ時間に測ってくださいね。

お休みの日や、二度寝などで起床時間がずれた時は起きた時に測ってください。

②安静な状態で測る

起き上がったり、寝返り、あくびや、伸びをするだけでも体温は上がってしまいます。

出来るだけ身体を動かさず、お布団の中で寝たまま測ってください。検温中も動かないようにしてください。

③舌の裏側、根元に体温計をあてる

基礎体温計は、舌の裏側、根元にあてて測ります。もし舌の上で測ると0.1度ほどの誤差が出やすくなります。

舌の裏にあて、口を閉じて空気に触れないようにしてください。

寝ぼけて測ると口から外れてしまう方が多いので、注意してくださいね。

④飲酒や睡眠不足、発熱や疲れていたなど、いつもと違う体調はメモを取る

お酒を飲んだ次の日や、睡眠不足の時は基礎体温を正しく測れないことがあります。

風邪などの発熱も、あとで見直した時に、わかりやすいようにメモを取ってください。

注意のポイントは

  • 低温期から高温期への体温上昇にかかる日数(長すぎると黄体の状態が懸念されます)
  • 高温期の日数(短すぎると、黄体の状態が懸念されます)
  • 低温期の日数(ばらつきが大きいと排卵障害や、卵巣機能低下が懸念されます)
  • 低温期と高温期の体温差(0.3度以上の高低差があるのが理想的です)
  • 低温期の体温(高温期並の体温が続くと、熱が籠りすぎている可能性があります)
  • 高温期の体温(体温が上がらないと、無排卵、黄体機能不全の可能性があります)
  • 高温期から低温期への体温下降にかかる日数(生理に入ってからも高温期が続く場合には、ホルモンバランスが崩れている可能性があります)
  • これと一緒に、月経の量と日数もメモを取ってください。

注意ポイントが多いですね……。

神経質になってしまう場合には、何も考えずに、計っていくのがお勧めです。

ただ、計ること自体が、ストレスになってしまう方、基礎体温に振り回されてしまう方にはおすすめしません。

基礎体温を通は、自分の身体の状態を知るための有効な手段です。

様々な要因で、微妙な変化はしますので、コツコツ観察してみてください。

あなたが心地よく感じられる妊活を取り入れていただきたいと思っています。

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